リリース:2016年5月
レーベル:GMA records
フォーマット:Cd
歌詞カード:なし
収録曲:
01. Nando'n Ako
02. Akala Ko
03. Ganyan Ako
04. Kanlungan
05. Matapos Man Ang Kailan Man
06. Sandal Ka Na
07. Salamat Sa Inyo
08. Ikaw Na Nga (instrumental)
一口メモ…
2005年から2010年にかけて放映された超人気バラエティ「Wowowee」で不動の人気者となったWillieの最新アルバムです。
その歯に衣着せぬ奔放な発言でいろいろと物議を醸した彼ですが、バッシングの声と共に絶大な支持が落ちないのはやはりフィリピン人の琴線に触れる「何か」を持っているのでしょう。身勝手と思われるような振る舞いをしたかと思ったら非常な人情家でもある…そして過去のことは引きずらないあっけらかんとした部分も…。
いろいろな意味でフィリピン人のアイデンティティの大部分をメディアで体現しているスターなのかも知れません。
そんなWillieのニューアルバムはIkaw Na Ngaのビッグヒットも手がけたVehnee Saturnoプロデュース。
トラック01もVehneeの作詞作曲ですが、Ikaw Na Ngaと同じバラードでもこちらはスケールの大きなOPM王道系の1曲。Angeline QiuintoやKlarisse De Guzmanなど実力派女性シンガーにも似合いそうなせつなさに満ちた感動的な雰囲気のメロディですが、これをWillieが歌うところがまたイイ!(?)
続くトラック02ではOgie Alcasidの曲を、そしてトラック03ではWillieのやんちゃな面を引き出してこれまた彼の代表曲となった「Boom Tarat Tarat」を手がけた奇才(?)Lito Camo氏。今回Lit Camoが提供した楽曲はノヴェルティソングではなくVehneeもビックリの美メロバラード。
歌い上げ系の実力派シンガーではないですが、珠玉の美メロOPMをあえてWillieが歌うところが「ミソ」。
フィリピン人にしかわからない「魅力」を携えた好アルバムに仕上がっています。