リリース:2016年6月
レーベル:Star music (Star records)
フォーマット:CD
ディスク枚数:1
歌詞カード:あり
収録曲:
01. Barya Lang
02. Hoy
03. Sukli - feat. Maya
04. Industriya - feat. KZ Tandingan
05. Sagwan - feat. Monty Macalino fo Mayonnaise
06. Kalye - feat. Yosha
07. Payag
08. Ang Probinsiyano - feat. Ebe Dancel
09. Sukli (acoustic)
一口メモ…
メジャーシーンで活躍しているラップ・ヒップホップアーティストの筆頭Gloc 9がデビュー当時在籍していたStar recordsへ戻ってのアルバムリリースです。
今回のアルバムもゲストアーティストを大胆に起用し、独自の世界を展開。
ボサノバのテンポからラテン系のサウンドが展開されるトラック04は
KZ Tandinganの声が独特の効果を与えています。
KZ Tandinganは最近特に多くのアーティストのレコーディングにゲストとして迎えられることが多いですが、ノヴェルティで存在感のある彼女のボーカルはクリエイティブなマインドを大いに刺激するのでしょう、Gloc 9も哀愁を帯びたトラック04のボーカルトラックにKZを起用しました。
トラック06ではニューウエイブ系オルタナティブバンドYoshaのリードボーカルを起用、2012年にレコーディングされ、マニラの伝説のギャングスターを取り上げた映画「Manil Kingpin」のテーマソングとなった
Hari Ng Tondo(アルバムMKNMに収録)を彷彿させる退廃的なムードの1曲です。
トラック08は疾走感のあるポップロックナンバーですがゲストのEbe Dancelのボーカルが光っています!
荒削りでプリミティブな印象も受けるフィリピンのローカルヒップホップアーティストに対し知的で多様性に富んだGlod 9はやはり「メジャーの音」と呼ぶべきでしょうか。広範囲なファン層を獲得しているのも頷けます。