リリース: 2017年3月
レーベル: Homeworkz records
フォーマット: CD
ディスク枚数: 1
歌詞カード: あり
収録曲:
01. FUNK WHATCHA HEARD
02. YOU AIN'T SEEN NOTHING YET
03. PA'NO ANG GABI (feat. Jay R)
04. AAMININ KO SA'YO
05. MAYBE FOREVER'S WITH YOU (feat. Top Suzara)
06. IT'S ALRIGHT
07. STUBBORN LOVE
bonus tracks:
08. STUBBORN LOVE (minus one)
09. FUNK WHATCHA HEARD (Sharkified mix)
一口メモ・・・
フィリピンR&Bバンドの最高峰として伝説となっている「South Border」に1998年から2002年まで在籍していたLuke Mejaresの4枚目のソロアルバムです。
前作がEDM〜ユーロビート系のアルバムだったため賛否あったようですが、今作は本来のソウル/R&B〜ファンクサウンドのアルバムとなっています。
レーベルもキング・オブ・フィリピンR&B「Jay R」主宰のHomeworkz recordsに移籍しています。
トラック01はインタルード的な役割も果たすノリノリのダンスナンバー。ブラスセクションとシンセ、ギターカッティングが気持ちよいファンクナンバーで1980年代のポップファンクバンド「Dazz Band」や「Mtme」に通じるアレンジがカッコイイです。
続くトラック02はアメリカからフィリピンに渡って活躍したKeith Martinのミディアムダンスチューン。Lukeのファルセットが80年代〜90年代のブラックコンテンポラリー系アーバンR&Bサウンドに絡む、「お洒落ソウル」ファンにはたまらない1曲。
トラック03はOPM界の重鎮Vehnee Saturnoが書きおろしたR&Bバラードで1990年代の大ヒット曲「Till My Heart Aches End」と並ぶVehneeのR&Bソング最高傑作と言える美メロソウルナンバー。デュエットパートナーにJay Rが参加。男声テナーとファルセットの絡みは鳥肌モノ。ソウルミュージックファンには堪らない1曲です。
トラック05は元Freestyleの中心的存在だったTop Suzaraのペンによるミディアムソウルナンバー。アル・グリーンの名曲「Let's Stay Together」を現代的なムードで再構築したようなサウンドは都会的な洗練された中にソウルミュージックの温かさを感じられる傑作。Top Suzaraもゲストボーカルとして参加しています。
Thyro Alfaro & Yumi Lascamana (Thyro & Yumi)をはじめとするFlip musicが作り出した革新的なフィリピン産R&Bサウンドに対しJay RのレーベルでレコーディングしたLukeの最新アルバムはR&Bの基本に忠実なサウンドで好対照をなしており、フィリピンのR&Bシーンの幅広さを感じさせます。
「ソウル」「R&B」「ブラックコンテンポラリー」などのキーワードにピンと来る方はマスト!な1枚です。