リリース:2010年2月
レーベル:Ivory records
フォーマット:CD
ディスク枚数:1
歌詞カード:あり
収録曲:
1. Huling Araw
2. Kaleidoscope World
3. Holdap
4. Easy Ka Lang
5. Alapaap
6. (There's Always) Something There To Remind Me
7. Tanging Bituin
8. Pagbigyan
9. If I Fell
10. Umagang Kay Sama
11. Ilang Ulit
12. Huling Araw (acoustic version)
一口メモ…
Akafellas、Beatboxなどのグループで活躍、2008年にSAITAI ALBUMというアルバムをマイナーレーベルからリリースした
SABADO BOYSというユニットにも参加していたDJ Mykeのソロアルバムです。
ビートルズやボブディランなど60〜70年代のフォーク・ロックをベースに構成したアコースティックサウンドは
アレンジなど、細かいところまで丁寧に作られていて、テクノロジーの進化で情報入力だけであとはボーカルを録れば一丁あがりの
現代の音楽シーンでは珍しくなっている人の思い入れが行き渡った傑作アルバムです。
1,3,4,7,8,10曲目が自作曲ですが、ビートルズのサウンドを大胆に取り入れながらまったくビートルズ臭を感じさせない
アレンジは、その昔、ゴスペルベースの「I want to hold your hand」やビーチボーイズのサーフィンUSAをベースにして「Back In The USSR」を創作したLennon & MacCartneyを想わせるセンスあふれる作り。
また、2曲目のFrancis M.のメッセージソングはボブディランのグルーヴ感、説得力が乗り移ったかのような静かだけれど
熱いものを秘めた好トラック。
Akafellas、Beatboxなどヒップホップテイストを含んだストリート感覚あふれるグループで実績を積んできた彼。
2008年にはSABADO BOYSと言うユニット名義でアルバムを1枚リリースしていますが、さまざまな要素を
吸収・消化し、自分のオリジナルとして過去の作品を凌駕する作品を創り出そうとする気骨ある
DJ Mykeの存在は今後も目をはなせません。
このアルバムは名作です。