リリース:2010年4月
レーベル:Viva records
フォーマット:CD
歌詞カード:あり
収録曲:
1. Someone New
2. Running Away
3. D2 Na Lang
4. Secret Lovers
5. Why
6. Will You Be Mine
7. Mr. Deadma
8. Questions
9. Tensionado
10. Never Too Easy
11. Why (acoustic version)
12. Will You Be Mine (acoustic version)
アルバム紹介ビデオ
ミュージックビデオ:Tensionado
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参考動画:Secret Lovers (ライブ)
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一口メモ…
Viva recordsより新人シンガーDrizzle Munizのデビューアルバムがリリースされました。
2008年フィリピンアイドル出身。
久しぶりにAOR, R&B(ブラックコンテンポラリー)ファンの琴線に触れるアルバムです。
プロデューサー陣にはJay Durias(Southborder), Freestyle, Nyoy Volanteなど錚々たるメンバーがクレジットに。
出てくるサウンドもアーバンソウル・AORのマナーに忠実にカバーソング、オリジナルソングも出色の出来。
5,6,7曲目が自作曲ですが特に6曲目はスタンダード化しそうなウエルメイドなトラック。
また、5曲目はAegisを彷彿とさせる力強いミディアム〜スロー。
この他3曲目のFreestyleプロデュースのタガログ語曲や、ポップロックバンドSoapdishのヒット曲を見事に
都会的なAORサウンドに仕上げた9曲目など何度でも繰り返し聞きたくなる曲が満載。
バックバンドDNAも曲に合わせたつぼを押さえたアレンジで◎。
そしてなんといってもボーカル。目をつぶって聴いていると何年も経験をつんだベテランシンガーの
雰囲気をまとったような堂に入った声が耳に心地よく届いてきます。
カバー曲ですが特に注目なのは80年代に絶頂期を迎えていたソウルバンドAtlantic Starrの大ヒット曲・大名曲
Secret Lovers。
これはデュエット曲ですがフィリピンアイドル同期のDioとの共演、二人ともおしゃれでソウルフルな
掛け合いを聴かせてくれます。
こういった昔は毎日のように聴いていたのに気がつけば記憶にあるだけで殆ど聴かなくなっていた(聴く機会を失っていた)
名曲をリメイク、再び我々の前に届けてくれるのもフィリピンポップスならでは。
Freestyle, Aegisなどがお好みの方には目が離せない存在となりそうです。
ちなみに7曲目はSarah Geronimoに提供した(アルバムTaking Flightに収録)アップテンポのポップチューンでセルフカバー。