リリース:2013年4月
レーベル:Viva records
フォーマット:CD
歌詞カード:あり
収録曲:
01. When I Fall in Love
02. Strangers in the Night
03. Kailangan Kita
04. All the Way
05. Love Without Time
06. Bato sa Buhangin
07. Love Story
08. That’s All
09. Till
10. What a Wonderful World
一口メモ…
Sarah Geronimoの同期、新人発掘番組Star For A Night出身のMark Bautistaが3年ぶりの新作をリリースしました。
レンジが広く、スケールの大きなボーカルが魅力のMark、Sarahのファーストメジャーコンサート
The Other Side Liveでもデュエットパートナーとして存在感を示していた彼ですが、
持ち前の(?)シャイな性格からか、中々ヒットの波に乗れず、最近は映画やドラマへの出演など
歌以外に活躍の場を模索するなどSarahとは対照的に「苦労人」の印象も。
歌をしっかり丁寧に歌う姿はデビュー当時から好感していましたので久々の新作りりーすは
嬉しいニュースでした。
1曲目はいきなりナットキングコールのカバーから入りますが、
ミディアムテンポの流れるようなポップアレンジで現代的な雰囲気ですが、
原曲の持つ広がり、高揚感はMarkのボーカルが漏らさず表現、
トラック03のKailanga Kitaも「さわやかな」Martin Nieveraとでも言うべき出来で、
オーソドックスなフィリピンポップボーカルを踏襲しながら若々しい瑞々しさを
感じさせる好トラック。
ラストに再びジャズスタンダードを持ってきていますが、このトラックも
スケールの大きなポップアレンジ、20代半ばでこの曲をこんな風に歌いきることが出来る
シンガーは海外を見渡してもなかなか見当たらないのでは・・・
ここにも一人、フィリピンポップスの枠を広げそうな存在を見つけたような気がします。