リリース:2014年3月
レーベル:MCA music
フォーマット:CD
ディスク枚数: 1
歌詞カード:あり
収録曲:
01. LUCKY IN LOVE
02. YOU ARE SO BEAUTIFUL
03. MAKE YOU FEEL MY LOVE
04. JUST MY IMAGINATION (RUNNING AWAY WITH ME)
05. MARRY ME
06. YOU'RE BEAUTIFUL
07. WHEN I WAS YOUR MAN
08. WHICH WAY, ROBERT FROST?
09. SKYFALL
10. ELESI
オフィシャルアルバムプレビュー:
一口メモ・・・
2013年に行われたオーディション番組「The Voice of the Philippines」に出場、ファイナル16まで勝ち進んだ
Paolo Onesaのソロデビューアルバムです。
ファイナル4へは惜しくも駒を進めることが出来なかったPaoloですが、MCA musicが彼の素質を高く評価、アルバムリリースとなりました。
アルバムタイトルは「Goes Standards」となっていますが、ヒット曲を「スタンダードナンバー風」にアレンジしているのではなく「リスナーのスタンダードとなるように・・・」という意味でつけられているのでは・・・と思われる内容で、
トラック01や07、10などジャジーなアレンジにしたものはは確かにスタンダードナンバー的な風合いもありますがボーカルは80年代のソウル〜ブラックコンテンポラリー バラードシンガーのそれ。
ソウルシンガーがジャジーなアレンジで歌いました・・・的なトラックです。
トラック04ではThe Temptationsの名曲を同じThe Voiceで注目されたKlarisse De Guzman(彼女もソロアルバムがリリースされるでしょう)とデュエット。
グループ物の歌なので、ボーカルグループやボーカル&バックコーラスというスタイルでのカバーはありますが、
デュエット仕立てのこのトラックは新鮮。知らずに聴いているとアフリカンアメリカンのシンガーが歌っているような錯覚に陥る1曲。ブラスセクションも70年代のソウルミュージック風でいい感じです。
それにしても今回のPaolo Onesaにしろ、前回入荷した同じThe Voice出身のMyk Perezにしろ、ソウル〜R&Bの
影響を多分に受けたスタイルのシンガーのアルバムタイトルがそれと感じさせないものとなっていますが、
これはレーベルの意向なのか(Myk Perezのアルバムタイトルは「My Acoustic」となっていますが、アコースティック楽器を使っているだけでアコースティックポップではなく、全くの、それもめちゃめちゃかっこいいR&Bアルバムです)、ちょっとミスマッチのような気がしないでもありません。
ソウルボーカル、AOR系の音楽がお好みの方には特にお奨めの好盤です。
彼は顔立ちから欧米の血が入っているのかもしれませんが、出身はフィリピン南部ミンダナオ島のZamboanga。
ビサヤ〜ミンダナオ地方は才能あふれるミュージシャンを多く輩出していますが彼もその一人です。