リリース:2014年3月
レーベル:Curve Entertainment Inc.
フォーマット:CD
ディスク枚数:1
歌詞カード:なし
収録曲:
01. WAKA
02. BAKIT BA GANYAN
03. KUNG AYAW MO NA SA AKIN
04. KUNG TAYO'Y MAGKAKALAYO
05. AYOKO NA SAYO
06. SANA
一口メモ・・・
女性シンガーCooky Chua, Lolita Carbon, Bayang Barriosの3人による
ユニット「TRES MARIAS」によるアルバムです。
Cooky ChuaはColor It Redの、Lolita CarbonはASINのボーカル。
共に現在では伝説となっているロックアイコンバンドのメンバーとして活躍していました。
Bayang BarriosはGary Granada, Joey Ayalaらとフォーク・フィリピンエスニックサウンドを持ち味とした
独自の活動を展開、現在は自身主宰のMAYUMI RECORDSを運営、若手アーティストのプロデュースをしています。
そんな酸いも甘いも噛み分けた彼女たちが集まって出来上がったこのアルバムはCooky Chuaが在籍していた
Color It RedのギタリストMike Villegasのプロデュース、彼はBayang Barriosの夫でもあり、
実質上は3人の女性シンガーにMike Villegasを加えた4人のアルバムという雰囲気です。
エスニックな香り漂うアレンジと子供たちのコーラスを起用した軽快なトラック01にはじまり、
Mikeのブルージーなギターリフが決め手のバラードナンバートラック02。
Rey Valeraのヒット曲AYOKO NA SAYO(トラック05)は本人達的には十分リラックス
してレコーディングに臨んでいるようですが、熱いものがほとばしってくる好演。
ラストのFLORANTEのカバーSANAは3人のエモーショナルなボーカルが絡み合い、思わずぐっと来る
熱いロックバラード。
ソウルフルで優しく熱い、フィリピン人アーティストが贈る全曲鳥肌物の濃厚でディープなアルバムです。
フィリピンポップス以外ではサザンロックや60年代のサザンソウルなどがお好みの方にはマスト!なトラックが詰まっています。
日頃は最新のOPMを好んで聴かれていらっしゃる方にもちょっと足を止めてこのアルバムに耳を傾けていただきたい!
お奨めのアルバムです。