リリース:2014年10月
レーベル:Viva records
フォーマット:CD
歌詞カード:あり
収録曲:
01. Beginning Today
02. Akala Mo
03. May I Have This Dance - feat. Myke Salomon
04. Sa Isip Ko
05. Forevermore
06. Manila
07. Each Day With You
08. Sa Isang Tingin
09. Let The Pain Remain
10. Ikaw
bonus tracks: (minus ones)
11. Akala Mo
12. Sa Isip Ko
13. Each Day With You
14. Manila
15. Let The Pain Remain
一口メモ・・・
フィリピンを代表する混声ヴォーカルグループThe CompanYの最新アルバムです。
フィリピンには以前からバンド、ソロと並んで男女混声のボーカルグループも多く活躍していて、
New Minstrels, The Circus bandなど後にトップシンガーとなるアーティストを多数輩出したグループが有名ですが
そのどれもがメンバーチェンジを頻繁に行う中で自然消滅のような形になっているのに対し、
このThe CompanYはデビューから殆どメンバーチェンジを行わず(ごく短い期間、男性シンガーReuben Laurenteが
メンバーとして参加していました)パーマネントなボーカルグループとして活動してきました。
デビューは1985年、このアルバムが24枚目となります。
ジャジーな作品からボサノバ、ポップ・ロック色の強い作品まで幅広いレパートリーのThe CompanYはしばしば
マンハッタントランスファーと比較されます。
最近のアルバムを見ると、2010年に「Lighthearted」をリリース、このアルバムは海外のポップヒットを
リメイクしたアルバムで翌年パート2がリリースされています。
そして2012年にフィリピン国内のOPMヒットをピックアップした「Lighthearted OPM」をリリース、
今回のアルバムはそのパート2になります。
ジャジーなアレンジに仕上げたAgot Isidroのヒット曲(トラック01. Beginning Today)から
才能溢れる若手アーティスト(DJ)Myke Salomonによるヒューマンビートボックスを大胆にフィーチャーした
VST & Companyのヒット曲May I Have This Dance(トラック03)、アコースティックギターのオブリガートを
バックにメンバーのうちの3人の女性ボーカルの美しいコーラスワークを余すところなく堪能できる
Side Aの大ヒットForevermore(トラック05)などバラエティに富んだ構成。
現在もフィリピンポップス界ではフレッシュな若手ボーカルグループも活躍していますが、
人材の宝庫というか層の厚さというか、フィリピンポップス界には上には上がいる・・・と改めて感じさせられる
1枚です。