リリース:2015年6月
レーベル:Star records (Star music)
フォーマット:CD
歌詞カード:あり
収録曲:
01. Nanghihinayang
02. Honey, My Love (So Sweet)

03. Forbidden
04. LowBat
05. Apoy
06. Love Na Love Kita
07. Hanggang Mayroong Bukas
08. Itong Aking Mundo
09. Bumangon Tayo
10. Bagong Pilipino
bonus tracks:
11. Sana'y Magbalik
12. Dito
13. Pusong Bato
※

トラック02、Honey My Love (So Sweet)はサザンオールスターズ「いとしのエリー」のタガログ語カバーです。
一口メモ・・・
オーディション番組「Pilipinas Got Talent」で注目を浴び彗星のごとく現れたJovit Baldivino、パワフルで、奇を衒わないストレートなボーカルで一躍スターダムにのし上がりました。
The JourneyのFaithfullyのカバーがヒットしたデビュー作から5年、4枚目となる今回のアルバムですがリリース毎に成長してきた彼のボーカル、今回も楽しみでした。
まずトラック01にJeremiahの大ヒット曲Nanghihinayang、80〜90年代のOPMヒットをリメイクした前回のアルバムの延長線上にあるようなトラックで、邪心のない潔のよいJovitのボーカルで聴くこの曲は良い意味でオリジナルとは違う魅力を伴って耳に届いてきます。
そして、なんといっても注目はトラック02の「Honey My Love (So Sweet)」、タイトルから想像されるようにこの曲はサザンオールスターズのいとしのエリーのタガログ語カバー!April Boysのカバーバージョンの歌詞で歌われているこの曲、本人はこの曲がどれほど日本で支持され続けているエヴァーグリーンな作品か知っているかどうかわかりませんが、温かくやさしいタッチで歌うJovitのバージョンに思わず胸が熱くなりました。
これまでもカバー作品が注目を浴びてきたJovit,素晴らしいリメイクを今回も多く含むアルバムとなっていますが、オリジナル作品にも注目すべき楽曲が・・・それがトラック07のHanggang Mayroong Bukas。
元々持ち合わせていた個性と、デビューしてから少しずつ身に付けてきたシンガーとしての経験をうまく組み合わせた傑作ナンバーです。メロディもやわらかくやさしい感じのウェルメイドなポップス。お奨めです。
もちろんこれまでのJovit Baldivino節を堪能できるトラックもあり。ボーナストラックに収録されたApril BoysのSana'y Magbalik、Aimee TorresのPusong Batoなどは彼の真骨頂を発揮した好リメイクです。