リリース:2015年11月
レーベル:Star music (Star records)
フォーマット:CD
歌詞カード:あり
収録曲:
01. Tandaan Mo 'To - feat. グロック9 (Gloc 9)
02. Sino Ba Ako Sa'Yo
03. Beautiful Baby
04. Takbo Ng Mundo
05. sana Ikaw Naman
06. This I Promise You - feat. アンジェリン・キント (Angeline Quinto)
07. Narito Ako
08. Sana Naman, Sana Na Nga
09. Where Do Broken Hearts Go
10. Don't Tell Me Don't - feat. Kyla
11. 'Pag Napagod Na Ang Puso
bonus tracks:
12. Lupa Man Ay Langit Na Rin (theme song from 'Nathaniel')
13. Say You'll Never Go (on the wings of love version)
bonus remixes:
14. Tandaan Mo 'Yo (Kidwold remix feat. Gloc 9)
15. Don't Tell Me Don't (Brian Cua remix)
一口メモ…
クリスチャン・バウティスタと同期、2003年のStar in a Millionグランドチャンピオン「エリック・サントス」の4年ぶりとなるニューアルバムです。(2013年に2枚組みのベストアルバムをリリースしています)。
「チャンピオン・リボーン」と名づけられたこのアルバムは、バラード主体のシンガーとしてのエリックのイメージからロック〜ダンスミュージックまで幅広いレパートリーを取り入れた、よりヴァーサタイルな存在へと舵を切るもの。
マリオン・オウノール、キコ・サラザールといった若手ポップソングライターからイエン・コンスタンティーノ、ジョエル・メンドーサ、ジョナサン・マナーロまで実に多彩なライター陣が多彩な楽曲を提供、それらを全てエリック色でまとまりのあるアルバムに仕上げています。
グロック・ナインをフィーチャーしたトラック01やカイラをフィーチャーしたファンキーなダンスナンバーのトラック10などはこれまでのエリック・サントスになかった新たな試み。もちろん、お約束の(?)アンジェリン・キントとのデュエット、リチャード・マークスのヒット曲(トラック06)や昨年シングルリリースされていたSoc Villanueva氏の美しいバラード(トラック11)、ホイットニー・ヒューストンの大ヒット(トラック09)などこれまでの路線を受け継ぐバラードも健在です。
注目の楽曲としては、マリオン・オウノール作曲のトラック03、少しカントリー風の色付けをしたライトタイプのブルースロックでマリオンの作曲能力とエリックの対応力の両方を楽しめます。そしてトラック08、ジョエル・メンドーサのペンになるこの曲は爽やかな中にちょっと切なくなるようなサビを持ってきたウエルメイドなポップス。
トラック10のディスコダンスチューンはカイラのフルパワーのボーカルが鳥肌モノ。こんな全開でワイルドなカイラ、初めて聴きました。エリック・サントスのハイテナー〜ファルセットのフェイクも最高!です。
ボーナストラックにはレア・サロンガがオリジナル、ヴェニー・サトゥーノ作曲のバラード(トラック12)とネオ・カラーズのヒット曲(トラック13)を収録。
ジョナサン・マナーロの音作りと全てシングルカット候補に挙げられそうな上出来のオリジナル曲、ひと皮もふた皮も剥けたようなエリック・サントスのボーカルが相交わったこのアルバムは、2015年も終盤に入って届いた今年のOPM最高傑作では?と思わせるお奨めアルバムです。